アポクリン腺は誰にでも存在していますが、アポクリン腺の量が多かったり一つ一つの粒が大きい場合、ワキガになる可能性が高いと言われています。

生活習慣や食生活を改善することでワキガ臭を抑えることは可能ですが、ワキガを根本的に治すには臭いの源となるアポクリン腺を減らすことを考える必要があります。そこで、今回は、アポクリン腺を手術で取り除く方法について、ご紹介します。

アポクリン腺の除去方法とは

現在のところ、以下の手術法でアポクリン腺を取り除くことが出来ます。しかし、どのワキガ手術にもそれぞれメリットとデメリットがありますので、手術を受ける際は、医師とよく相談し、ご自分に一番合った方法を選択することが大切です。

剪除法

この手術法の最大のメリットは、アポクリン腺を減らす治療の中で最も効果の高い手術法です。その理由は、医師が自分の目で確認しながらアポクリン腺を確実に除去していく為です。

脇の下の目立たない部分にメスを入れ、皮膚の裏側からアポクリン腺を丁寧に取り除いていきます。手術後、およそ1週間は、脇を動かさないように脇の下をガーゼで圧迫します。

1週間後は、通常の生活に戻れますが激しい運動は1ヶ月間は厳禁です。剪除法の最大のデメリットとしては、メスを入れる為、傷跡が残ることと、傷口が塞がるまでに時間がかかるダウンタイムがあるということです。

吸引法

この手術の最大のメリットは、傷跡が殆ど残らないことと、手術時間が短いこと、そして、傷口が早く塞がるということです。吸引法は脇の下の皮膚に小さな穴を開けて、アポクリン腺を細い管で、削り、吸引し、かき出したりして、取り除いていきます。

吸引法の最大のデメリットとしては、医師が手術の部位を自分の目で確認することがない為、剪除法と比較するとアポクリン腺の取れ方は、やや少なくなります。よって、効果が不十分となり、再発する可能性があります。

病院でアポクリン腺を除去する場合

大学病院の形成外科では、剪除法によるアポクリン腺除去手術が行われますがこの場合、入院して安静に保つ必要があります。術後トラブルが起こった場合、入院期間の延長となることがありますので、病院でのワキガ手術の場合、保険が適応されます。

クリニックでアポクリン腺を除去する場合

クリニックでは、吸引法によるアポクリン腺除去手術が多く行われていますので、入院は不要となりますが術後トラブルが起こってもクリニックでのワキガ治療の場合、保険は適応されません。

しかし、美容外科などのクリニックでは傷跡への不安もカバーしてくれますし、女性のスタッフや医師も多いので、特に女性の場合、相談しやすいという魅力があるかと思います。

まとめ

ワキガの根本的治療には、手術でアポクリン線を除去するしかありません。臭いの原因であるアポクリン線を切開術でしっかり取れば、ワキガ臭はほぼなくなります。

しかし、吸引法で無難に取ったとしても7割くらいのワキガ臭はなくなると言われています。どんなワキガ治療にもメリットとデメリットがありますので、手術を受ける際は、良く検討して、ご自分が納得出来る手術法を選びましょう。